『人は、人を浴びて人になる』
これは、医学博士でいらっしゃる夏苅郁子さんが執筆されたご本です。
ライフサイエンス出版から出ています。
かつて長くご自身が苦しんでこられ、今は医学博士をされています。
感銘を受けた一冊です。
心に響いた文章の一部を紹介させていただきます。
「語ることは治療になる」
「人に語ることで
真摯に聞いてもらうことで、
人は治っていくことを実感します。」
「人から受けた悲しみや人との関係で生まれた憎しみ・虚無感は、
やはり(人との関係)によって修復されていくと思います。」
「たくさんの人が私の話を聞いてくれた。
知り合いがたくさんできて、人生ではじめてお金持ちではなく(人持ち)になったと思った。
私のコチコチに硬くなっていた心が、少しずつほどけていった。」
「もしも雨に例えるなら、私は傘をさしかけてくれるだけでなく
ーともに・・・濡れて欲しいのです」
「マイナスをプラスにかえようと必死になる必要はないと思います。
マイナスも抱えていることが、たとえ自分が今幸せであっても、
他人のマイナスに共感し続けることができる元になると思います」
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私は心理カウンセラーをさせていただいております。
治療はできませが、しっかり傾聴し、
カウンセリングさせていただく中で、
そして、
私自身の人生のなかでも心の強い指針になっています。
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