以前、NHKあさイチで、
アンコンシャスバイヤス、
不満やモヤモヤを感じた言葉を取り上げていた。
ママの職場で、
「お母さんなのに、こんなに遅くまで働いて大丈夫」
遅くまで働くのは男性は良くて、
女性はダメなの?とモヤモヤ
彼女はその日
パパが晩御飯を作ってくれる予定だったそう。
その他
「男性は仕事をして家計を支えるべき」
「男性はデートの時食事代を出すべき」
「女性は女性らしい感性がある」って、
女性らしいってどういうこと?
「女は感情的になりやすい」
などなど様々な
モヤモヤを感じた言葉が出されていた。
その中に、
お孫さんと一緒に
プレゼントのランドセルを
買いに行ったおばあちゃん達の
モヤモヤが印象的でした。
男の子のお孫さんが
薄い水色のランドセルを選んだ時
店員さんに
「それは、女の子の色だよ」と言われ、
モヤモヤ違和感があったそう。
かつて私は入学前に
両親とランドセルを買いに行った際、
赤と黒がほとんどのランドセル時代に、
一つだけ山吹色のランドセルが飾ってあった。
私は、その色がとても新鮮に感じて
「このランドセルにする!」と言ったのだった。
田舎の小学校は、
1~6年生まで
学年1クラスだけの
小さな小学校でしたが
男の子は黒、
女の子はみんな
赤のランドセルだった。
私は山吹色のランドセルを背負っていた。
そのことで誰かにからかわれたり、
仲間外れにされた記憶はなく、
毎日大好きなランドセルを背負っていた。
この番組を見ていて蘇った。
両親も店員さんも
何も言わなかったのか?
喜んでいる私を見て言えなかったのか?
今となっては知る由もない。
しあわせだったと思う。
両親にふつふつと暖かな感謝の
気持ちが湧いてくる。
その後の私は、
雑誌に載っている
洋服や雑貨など、
色の組み合わせにとても興味があった。
又、母が古着を解いて
手作りの洋服を作ってくれたり、
古いセーターの糸を解いて
手作りセーターに編み直してくれたり、
母が作った服や、
編み直してくれたセーターが好きで、
同じ物ばかり着ていた。
大人になって、
私は田舎の小さなアパレルメーカーの
デザイナーになった。
その原因は
私の無意識に記憶されていた
あの6才の時に選んだ
山吹色のランドセルだったのかもしれない。
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